⚠️ このスクリプトは自動取得に対応していません。以下のデータセットを DoBoX から手動でダウンロードし、data/extras/ 以下に保存してください。
| ID | データセット名 |
|---|---|
| #65 | 地図情報_3次元点群データ_オープン |
| #555 | 土砂災害警戒区域・特別警戒区域情報_尾道市 |
| #666 | dataset #666 |
| #999 | dataset #999 |
| #1434 | 地図情報_3次元点群データ_オープン_2023 |
| #1527 | 地図情報_3次元点群データ_オープン_2024 |
実行コマンド:
cd "2026 DoBoX 教材"
python -X utf8 lessons/L94_lidar_pointcloud_2024.py
DoBoX のオープンデータは申請不要・商用/非商用とも利用可。
data/extras/ は .gitignore 対象(約 57 GB のキャッシュ)。
スクリプト実行で自動再生成されます。
| 観点 | L42(既存) | L94(本記事) |
|---|---|---|
| 対象 | ds65 / ds1434 / ds1527 の 3 vintage 俯瞰 | ds1527 の LAS 64件を単独深掘り |
| LAS 言及 | 「64件が新規追加」という構造的事実のみ | 物理構造・点密度・分類・生成方法を完全分析 |
| 公開哲学 | 触れていない | 「派生→raw」転換を量的に実証 |
| コード | L42 の metadata 一覧構築コード | laspy 点群解析・図郭コード解読コード |
広島県 DoBoX ds1527 の LAS 点群 64 件はどのような物理構造を持ち、 同一地域の既存データセット(ds65)と比べて何が進化したか、 「派生データから raw 公開へ」という哲学転換は量的にどう実証されるか?
| 論題 | データセット | DL | 保存先 | 形式 | サイズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 3次元点群データ(ds1527 / #1527) | DoBoX #1527 | ページから DL ボタン | data/extras/L42_map_information/samples_meta_full.json | JSON(メタ情報キャッシュ / L42 成果物) | |
| LAS サンプルファイル(03nf2634_23) | DoBoX #1527 | 直DL | data/extras/L42_map_information/samples_extracted/03nf2634_23_05mcsv-las.las | LAS 1.2 (275KB) | |
| 県内 admin 境界 | DoBoX #—(L44 キャッシュ) | ページから DL ボタン | data/extras/L44_storm_surge/_cache/admin_diss.gpkg | GPKG(キャッシュ) |
個別取得(PowerShell, このレッスンだけ):
cd "2026 DoBoX 教材"
iwr "https://hiroshima-dobox.jp/resource_download/173466" -OutFile "data/extras/L42_map_information/samples_extracted/03nf2634_23_05mcsv-las.las"一括取得(全レッスン共通, 推奨):
cd "2026 DoBoX 教材"
py -X utf8 data\fetch_all.pyfetch_all.py はカタログ・追加データを data/ と data/extras/ に再現可能ダウンロード。DoBoX のオープンデータは申請不要、商用・非商用とも利用可。本レッスンの .py スクリプトは、データが無ければ自動取得してから処理を始めるよう実装されています(ensure_dataset() ヘルパ)。
本記事はすべてローカルキャッシュのみで完結する(HTTP リクエストなし)。
samples_meta_full.json(L42 の成果物)に 3 データセット全 resource のメタ情報が集約済みであり、
サンプル LAS ファイル 1 件(275KB)のみ laspy で直接解析する。
64件すべての LAS を取得・解析する場合は別途 cache builder スクリプトが必要(本記事対象外)。
pip install laspy[lazrs] # LAZ 圧縮対応版(推奨)
# または
pip install laspy # LAS のみ対応
import laspy
| データセット | LAS点群 | DEM-TXT | オルソフォト | 等高線DXF | 水部境界 | メタデータXML | その他 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ds65 (#65) | 0 | 113 | 112 | 113 | 52 | 10 | 0 | 400 |
| ds1434 (#1434) | 0 | 121 | 120 | 121 | 30 | 8 | 0 | 400 |
| ds1527 (#1527) | 64 | 65 | 187 | 64 | 15 | 5 | 0 | 400 |
ds65 の「その他」52件は DEM グリッドデータの 08番サブタイル(3桁コード)。
ds1527 の「その他」15件は水部ポリゴン境界線データ(新規追加形式)。
ds1527 はオルソフォト 187件と多く、精度向上に伴い追加エリアが拡大した。
| ファイル | 内容 |
|---|---|
| L94_resource_types.csv | 3 データセット × resource タイプ別件数(主成果物) |
| L94_las_header.csv | LAS ヘッダーメタデータ — サンプル実測値 vs 期待値比較 |
| L94_tile_overlap.csv | ds65/ds1527 図郭コード重複件数 |
| L94_classification.csv | ASPRS 分類分布(class × 点数 × 割合) |
| L94_las_filelist.csv | LAS 64件全リスト(rid, title, area_code) |
| L94_raw_vs_derived.csv | 派生(DEM-TXT)vs raw(LAS)6 観点比較 |
| L94_summary.csv | 全体サマリ(点密度・バージョン・件数等) |
| L94_hypothesis.csv | 仮説 H1〜H9 検証結果 |
| ファイル | 内容 |
|---|---|
| 図 1 resource タイプ比較 | 3 データセット × タイプ別件数 グループ棒グラフ |
| 図 2 対象エリア地図 | 三次市・庄原市(中山間)を赤くハイライト |
| 図 3 LAS ヘッダー表 | 実測値 vs 期待値 比較表(不一致 = 赤背景) |
| 図 4 点密度比較 | ds65 推定値 vs ds1527 実測値 棒グラフ |
| 図 5 ASPRS 分類分布 | 実測(class 0 のみ)vs 参考 ALS の比較 |
| 図 6 図郭入れ子構造 | 1km(3桁)⊃ 500m(4桁)の入れ子模式図 |
| 図 7 派生 vs raw 比較表 | 6 観点比較の表形式フィギュア |
| 図 8 公開哲学タイムライン | 2014 → 2023 の DoBoX 公開哲学進化史 |
L94_lidar_pointcloud_2024.py — 単独実行可
cd "2026 DoBoX 教材"
py -X utf8 lessons/L94_lidar_pointcloud_2024.py
ds1527 の代表サンプル LAS を laspy で解析し、 LAS バージョン・生成ソフトウェア・点密度・ASPRS 分類を実測する。 計画時の仮説(LAS 1.4 / ASPRS 多クラス / 密度 ≥ 8)と実際を比較し、 「どのような点群か」を正直に報告する。




↑ L94_lidar_pointcloud_2024.py 行 667–757
図 2 から、64件すべてが 03nf 区画(三次市・庄原市の中山間エリア)に集中している(H1: 支持)。
図 3 のヘッダー表から、LAS バージョンは 1.2(H2 LAS 1.4: 不支持)、
generating_software は txt2las (version 210418)(H8: 支持)で、
txt2las による DEM-TXT からの変換が確認された。
図 4 から点密度は 2.598 pts/m² であり、ds65 推定値(1.0 pts/m²)の
2.6 倍(H5: 支持)。
1m DEM グリッドから 0.5m グリッドへの解像度向上が点密度の実質的増加をもたらしている。
図 5 から ASPRS 分類は全点 class 0(未分類)であり、植生・建物・水面の自動分類は行われていない。
これは txt2las 変換の制約上避けられず、H2 の「ASPRS 多クラス分類」期待は根本的に外れた。
ds65(2014-18年度)/ ds1434(中間)/ ds1527(2022年度)の resource 構成・図郭コード・ 地理的重複を定量的に比較し、「整備戦略の違い」を明らかにする。


| 区分 | 件数 | 備考 |
|---|---|---|
| ds65 3桁コード(1km タイル) | 111 | 03nf プレフィックス |
| ds1527 4桁コード(500m タイル) | 188 | 03nf プレフィックス |
| ds1527 親 3桁コード | 54 | 4桁 → 先頭 3桁に変換 |
| 重複タイル(ds65 ∩ ds1527 親) | 35 | H4: 支持(≥ 3) |
| ds1434 4桁コード | 121 | 03od/03oe(別エリア) |
図 1 から、LAS は ds1527 のみ 64件保有し(H7: 支持)、
ds65/ds1434 は 0件。これが「初公開」の量的証拠である。
図 6 の図郭入れ子構造から(H6: 支持)、
ds65 の 1km タイル(3桁: 03nf263 等)は ds1527 の 500m タイル 4件
(03nf2631/2632/2633/2634)の正確な親タイルであることが確認された。
解像度向上(1m DEM → 0.5m DEM + LAS)に対応してタイル分割が細分化されている。
ds1434 は 03od/03oe プレフィックスを持ち、ds65/ds1527 とは別の地理エリアを担当(福山・三原方面と推定)。
3 データセットで「県内を分業して整備」する戦略が見える。
重複 35 タイル(H4: 支持)から、
ds1527 は ds65 と同一 1km 親タイル内の複数 500m タイルを再計測している。
同一エリアの経年比較(2014-18 vs 2022)が可能な地点が 35 か所存在する。
DoBoX が「派生データのみ公開」から「raw 相当(LAS)追加公開」へと転換した事実を 6 観点で量的に実証し、その意義と限界を考察する。


| 観点 | 派生データ(DEM-TXT) | raw 相当(LAS) |
|---|---|---|
| 公開形式 | DEM-TXT(派生グリッドデータ) | LAS(3次元点群 raw 相当) |
| 解像度 | 1m グリッド(ds65)/ 0.5m グリッド(ds1527) | 0.5m グリッド由来(txt2las 変換) |
| 配布容量(推定) | 小(圧縮 BZ2、数 MB/タイル) | 中(BZ2 圧縮、数〜十 MB/タイル) |
| 二次利用自由度 | グリッドのみ(DSM 演算に限定) | 点群ツール全般(CloudCompare 等) |
| ASPRS 分類 | 該当なし(グリッド値のみ) | class 0(未分類、再分類可能) |
| 生成方法 | 航空LiDAR → フィルタリング → グリッド補間 | DEM-TXT → txt2las 逆変換(2022年度) |
ds1527 の resource 構成を確認すると、 DEM-TXT(65件)・等高線 DXF(64件)・ オルソフォト(187件)・LAS(64件)が存在する。 タイトルの命名規則や LAS ヘッダーの生成日(2023-06-16)から、 DEM-TXT が先に整備され、LAS は後から txt2las で変換追加されたことが示唆される(H9: 支持)。
図 8 のタイムラインから、ds65(2014-18)・ds1434 の段階では
派生プロダクト(DEM/等高線/オルソ)のみ公開されていたが、
ds1527(2022年度取得、2023年度公開)で初めて LAS が追加された(H7: 支持)。
ただし、この「LAS 初公開」は真の raw 点群の公開ではなく、
txt2las (version 210418) を用いた DEM-TXT からの逆変換(H8: 支持)である。
元の航空レーザー計測全波形データは内部に存在したはずだが、
DoBoX 公開ポリシーでは格納されなかった。
この経緯は「公開しやすい派生データから始め、
ユーザーの二次利用ニーズに応えて段階的に raw 公開へ拡大する」
DoBoX の哲学的進化を示す。今後 ds65/ds1434 にも遡及的な LAS 公開が
行われる可能性は高く、その際はより高品質な ASPRS 分類付き LAS が期待される。
| 仮説 | テーマ | 実測値 | 判定 |
|---|---|---|---|
| H1 | 地理的集中 ≥ 95% | 03nf 率 = 100.0%(64件中 64件) | ✔ 支持 |
| H2 | LAS 1.4 + ASPRS + 密度 ≥ 8 | 実際: v1.2, class 0 = 100.0%, density = 2.598 | ✗ 不支持 |
| H3 | タイル ≈ 500m × 500m | 実測: X=200.0m × Y=26.5m | △ 要検証 |
| H4 | 重複図郭 ≥ 3 | 重複 = 35 タイル(ds65×ds1527) | ✔ 支持 |
| H5 | 密度 > ds65 推定値 × 2 | ds1527=2.60 > ds65推定=1.0 × 2 | ✔ 支持 |
| H6 | 図郭入れ子(3桁 ⊃ 4桁) | 3桁111件 ⊃ 4桁188件(1km ⊃ 500m) | ✔ 支持 |
| H7 | ds65/1434=0 LAS, ds1527=64 LAS | ds65=0, ds1434=0, ds1527=64 | ✔ 支持 |
| H8 | software = txt2las | header.generating_software = txt2las (version 210418) | ✔ 支持 |
| H9 | 公開段階性(XML→DEM→等高線→オルソ→LAS) | ds1527 形式構成で確認(LAS は最後に追加) | ✔ 支持 |
実行時間: 1.2 秒